お久しぶりです

「牧師室から」を投稿できずに今日になりました。(最近の私の写真を貼ります。笑)
 宗教二世のことやパレスチナとイスラエルのことなどいろいろな質問をいただくことが多く、それぞれ一つ一つご返事をしているのですが、なかなか時間も足りません。そして、それが案外、クリスチャンの方々からの質問が多いのです。どんなご返事をしているのかを簡単にまとめて、教会のメンバーあてのニュースに書きました。参考までに。

***

 インターネット上には多くのメッセージが溢れています。聖書を信じるクリスチャンはみな聖書の真理を追い求めていますが、しかしその場合にも次の三つのことをしっかり確認しておきましょう。

 まずは「中心的教理」です。キリストの十字架と復活、三位一体の神、信仰義認というような、使徒信条をはじめ基本信条によって告白される教えです。異端と正統的教会を分けるものです。
 次に「教派的信仰」があります。私たちの教団で言えば、千年期前再臨説とか四重の福音というような、それぞれの教会が伝統的に受け継いできた信仰の特徴また強調点です。
 最後は「個人的確信」です。私たち一人一人が聖書を学びそれぞれ確信していることです。たとえば創造の一日をどう理解するかとか、何を食べ何を飲むかなど、そういう類のことです。

 この三つはいずれも聖書的でなければなりませんし、私たちの信仰と生き方を決めるものです。しかし、その重要性は異なります。「中心的教理」は、私たちが生命をかけて守るべきもので、譲ることはできません。「教派的信仰」も教会にとって大事なものです。私たちの歴史的な存在理由を意味づけるものです。しかし、大事なことはそれを「中心的教理」と混同したり逆転してはならないことです。「個人的確信」はなおさらです。他から学ぼうとしない、また他の人をも強いるような「個人的確信」は不健全です。わからないことは分からないものとしておくことが大事です。
 ところが、ネット上で目を引く教えは語る人の「個人的確信」に立つことが多いのです。それを「中心的教理」のように語るので混乱します。聖書がはっきり語ることと、そうではないことを区別しなければなりません。・・・