先週の日曜日の礼拝メッセージの準備をしていて思い出しました。(よろしければ礼拝メッセージもご覧ください。)
有名なバッハ(←オリンピック会長ではなく)の「目覚めよと呼ぶ声」または「起きよ、夜は明けぬ」という曲です。
この曲はもともとフィリップ・ニコライというドイツの牧師の作品だそうです。彼が1596年に北ドイツのウンナという村に赴任した直後、そこでペストが大流行し、村の人口の三分の一の1400人が次々と命を落とします。彼は連日の葬儀の中で、イエスキリストに祈ります。その中で、マタイ25章の「花婿を迎えに出る十人のおとめ」のたとえの御言葉が与えられるのです。「真夜中に『さあ花婿だ、迎えに出よ』と叫ぶ声」を耳にします。彼は「世界は暗黒だ。しかしまさにその今こそ、花嫁の目覚めのときなのだ」と示され、この曲が与えられたのだということです。
このコロナ禍にあって、私たちが味わいたい御言葉であり、バッハの曲です。