2022年2月20日(日)、「成人分級・HORIEスペシャル」と題して、堀江正伸さんに「グローバルな人道支援について」というテーマでお話しいただきました。
そのとき使われた資料を収録します。
堀江さんは、武庫川女子大在任中は、西宮チャペルで礼拝をともに守ってこられましたが、4月より青山学院大学・地球社会共生学部教授として赴任されます。その前に貴重な機会を設けていただいたことを喜ぶとともに、これまでの私たちの教会でのお交わりを主に深く感謝します。
堀江正伸さんより:
私は、現在武庫川女子大学文学部英語文化学科にて教員をしております。専門は、国際協力、特に人道支援です。人道支援は、紛争、自然災害などの「緊急事態またはその直後における、人命救助、苦痛の軽減、人間の尊厳の維持及び保護のための活動」と定義されています。現職に就く以前は国際連合に勤務し、実際に人道支援に携わっておりました。
国連が人道支援を組織立って開始したのはさほど昔の話ではなく、1990年代半ばのことです。その背景には、1989年に東西冷戦が終結すると、人道支援が必要となる緊急事態が頻発するようになったことがあります。また、その被害規模も大きくなりました。
よく宗教は紛争の火種になりやすいと言われることがあります。しかし私は、人道支援はクリスチャンの価値観が生かせる分野であると感じており、現在、国際協力を学ぶ学生の教育や実際に政策にどのように反映させればいいのかを検討しております。
2月20日には、私が実際に携わった人道支援をご紹介しつつ、現在の国際支援システムが直面する課題などについてお話させていただけたらと存じます。
↓当日使われたパワーポイントの資料です。